暮らしの研究工房

  • top
  • /
  • 本の紹介
  • /
  • 雑記帳
  • 本の紹介


    君あり、故に我ありー依存の宣言

    サティシュ・クマール著 講談社学術文庫
    9歳でジャイナ教の修行僧、ガンジー思想にも共鳴し、8千マイルの平和巡礼を行ったインド生まれの思想家は ・・・・・相互関係・共生関係に基づく平和への新しい展望を示す。

    工藝の道

    柳宗悦著 講談社学術文庫
    すべてを越えて根底となる工藝の本質は「用」である。・・・
    民衆の手によって多く安く作られることによって、工藝はその存在の意味と美とを得るのである。・・・
    一技に冴えた多くの者が各々の分業を果たし、それが結合されることで、工藝の美は冴える・・・

    柳宗悦 手としての人間

    伊藤徹著 平凡社
    人はなぜ作るのか・・・
    人は作ることによって何を求め、 何を経験しようとしているのだろうか・・・
    ・・・著者は柳宗悦の創作思想を解体=再構成し、
    すべての制作が目的と手段の無限連鎖の中に絡めとられてしまった現代における作ること固有の意味の救済を試みる。

    ブッダのことば

    岩波文庫 中村元訳
    後世の仏典に見られる煩瑣な教理は少しもなく,人間としての生きる道が, ブッダとの対話のなかで具体的に語られる

    手仕事の日本

    柳宗悦著 岩波文庫
    昭和十五年前後の日本の手仕事の現状を述べたものであります・・・ 今に至ってその意義を深く省るべきよき機会が到来したと思えます。日本は手仕事の日本を更に活かさねばなりません・・・ 戦後においてかえって必要とされる案内所となるかと思われます。

    東京に暮す

    キャサリン・サンソム著 岩波文庫
    西洋から色々なものを取り入れることに成功しながらも、日本的なものをまだ忘れていない、 質素で美しい人々の暮らしを、1928〜1936年の間、東京に滞在したイギリス外交官婦人が書いたもの。当時はまだ文化的に豊かだったことを思わせる。

    人口から読む日本の歴史

    鬼頭宏著 講談社学術文庫
    四つの大きな波を示しつつ、一万年にわたり増え続けた日本の人口・・・ 近代以降の文明システムのあり方そのものが問われ、時代は大きな転換期にさしかかった・・・われわれが進む道とは何か。

    未来のための江戸学

    田中優子著 小学館101新書
    未来につなぐべきことは何か・江戸社会と現代社会はどこが違うのか ・江戸時代はなぜできたのか・江戸の生活と今の生活はどこが違うのか・江戸時代はなぜ終わったのか

    広益国産考

    大蔵永常著 岩波文庫
    総論:夫國を富ましむるの経済は、まづ下民を賑はし、 而して後に領主の益となるべき事をはかる成るべし。第一成すは下にあり、教ふるは上にありて、定まれる作物 の他に余分に得ることを教えさとしめれば、一國潤ふべし。此教ふるといふは、桑を植ゑ養蚕の道を教え、 あるいは楮を植ゑて紙を漉かしめ、或は路傍塘堤丘陵原野に櫨樹を植ゑて蝋を搾り、不毛の地に杉檜等を植ゑしむる事ども也。

    栽培植物と農耕の起源

    中尾佐助著 岩波新書
    ・・・イネをはじめ,ムギ,イモ,バナナ,雑穀,マメ,茶など人間生活と切り離すことのできない栽培植物の起源を追求して, アジアの奥地やヒマラヤ地域,南太平洋の全域を探査した貴重な記録.

    照葉樹林文化とは何かー東アジアの森が生み出した文明

    佐々木 高明著 中公新書
    ヒマラヤから西日本に広がる照葉樹林帯。そこでは森によって育まれた共通の文化が生まれた。
    モチやナットウを食べ、カイコや漆を利用する。高床吊り壁の家に住み、山の中にあの世があると考える…。

    資本論

    マルクス著 岩波文庫 全9巻
    近代資本主義社会の詳細な分析

    忘れられた日本人

    宮本常一著 岩波文庫
    泥にまみれた庶民の生活そのものの中に、人の生きる明るさ、たくましさをとらえようとする 宮本氏の民俗学がとらえた、心のこもった庶民の「生活誌」である
    別著「民俗学の旅」のなかで ・・・いったい進歩というのは何であろうか。発展とは何であろうか・・・ 進歩に対する迷信が、退歩しつつあるものをも進歩と誤解し・・・ 進歩のかげに退歩しつつあるものを見定めてゆくことこそ、 われわれに課されている、もっとも重要な課題ではないかと思う・・・

    続木綿伝承

    佐貫ただす著 染織と生活社
    江戸後期に書かれた文章記録、またハギレを貼り付けた縞帳をもとに、 当時作られていた手紡ぎ木綿の糸の太さ、織り密度、手紡ぎ木綿の地合いとはどういうものだったのかを導き出す

    木綿以前の事

    柳田國男著 岩波文庫
    無数無名の人々は、その昔、いかなる日常生活を営んでいたか。・・・ただ夏ばかりはひとえの糊を強くし・・・ 僅かに昔の麻の着物の心持ちを残していたのだが・・・

    大河の一滴

    五木寛之 幻冬舎文庫
    人生は苦しみと絶望の連続だ。その覚悟が定まったとき、真の希望と生きる喜びが訪れてくる。

    人間の土地

    サン・テグジュペリ著 新潮文庫
    サハラ砂漠の真っ只中に不時着遭難し、渇きと疲労に打克って、三日後奇跡的な生還を遂げた・・・・・ 職業飛行家としての劇的な体験をふまえながら、人間本来の姿を探し、現代人に生活と行動の指針を与える・・・

    ITとカーストーインド・成長の秘密と苦悩

    伊藤洋一著 日本経済新聞出版社
    数千年にわたるカースト制度に縛られ、長期停滞が運命づけられているとまで言われてきたインドが・・・ 11億人の富と貧困の真実に迫る

    歴史序説

    イブン・ハルドゥーン著 岩波文庫


    inserted by FC2 system